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Curiosity killed the cat, but I love being curious. 軽妙洒脱にいきたいだけ

CHANEL, SHY GIRL (& WALL FLOWER) | シャネルとシャイガール(そしてウォールフラワー)

和光が面する銀座中央通りは眩しいことにいとまがない。それは差し込む朝陽だったり行き交うマダムたちや華やぐカップルだったり、はたまたネオンだったり。眩しいものに応じて時間帯を感じとり、どの眩しさも他の街と比でないことを痛感する。

そんな銀座中央通りも、マロニエ通りとぶつかる交差点の眩しさは異様だと通りかかるたびに思わずにはいられない。ルイ・ヴィトン、カルティエ、ブルガリ、そしてシャネル。四者四様のラグジュアリーを表現し、この日も人は眩しさに目を細めながら上を見上げてばかりいるんだもの。

その一角、ひときわインスタレーションが中央通りを照らす、シャネル銀座ビルディング。今宵の入り口はメインエントラスではなくってマロニエ通りにひっそり面したエントランスが入り口。エレベーターに揺られること十数秒、行き着く先は4階のCHANEL NEXUS HALLと10階のBEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO。この日は、カールラガーフェルド写真展のレセプションへ参加するため。

さて。インビテーションオンリーといえど人でごった返した会場は、CEOにファッション事業責任者、アートディレクタに、だれもが知るモデルちゃんや国内外の著名なアート業界人。そのなかにいると、ハイヒールで背伸びすらしていない自分が何者なのか否応なしに考えてしまう。主役でいたいと主張したいわけではないけれど、ウォールフラワーでいることが第一希望ではなかったはずなのに。

そう、一言で言うと、参ってしまうのだ。

にこやかに話していても、変なこと口ばしってないかってか話してないな話さなきゃ、と、気づくといつも萎縮しがちでギコチナイ。この日も自ら選曲した大好きなクラシックを興奮気味に話す友人を見ていると、負けたくないというより、どこか別世界を俯瞰している気持ちになってしまう。

そういえばシャイガールに対してシャイレディーって聞かないよね。レディならばシャイでない、というのならば、シャイでなくなるのはレディになるための必要条件であるはずなのに。

知っているカールが走り書いた2007年撮影の写真たち。10年の月日を思うと果てしない気持ちになったし、羊皮紙にプリントされたモノクロ写真は、ギャラリー内の迷路のような動線に誘われ、不思議な世界に誘われてしまうかのようだった。

余談。後日知ったのだけど、帰りにいただいた諸々が入ったシャネルの黒い袋(ショッパー)、マットな紙質のものはこの店舗限定のものだそう。帰りに袋をぶら下げる手が重かったのもそのせいかな。

はやくシャネルの似合う女性になりたいけれど、そのまえにまだまだすべきことは山積してるのかも。

 


太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影 カール ラガーフェルド写真展 〉は2月26日までシャネルネクサスホールにてエントランスフリーで開催中です。公式ハッシュタグは #chanelnexushall2017 です。


 

*ROBEにてレポートも執筆しています

http://robe.tokyo/2017/01/27/karl-photo/

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