BLANCARTE

Curiosity killed the cat, but I love being curious. 軽妙洒脱にいきたいだけ

Paul Smith @TOKYO

何といおうと好きなのだ。一目惚れ。

初めてPaul Smithのクリエーションに出会ったのは父親の眼鏡ケース。裏地の鮮やかさがやけに目についた。そのPaul’s stripeとでも言うべき色彩豊かな穏やかな調和に心を奪われ15年、以来ずぅっと彼の虜。一昨年度のDesign Museumで催された(喉から手が出るほど行きたかったものの泣く泣く諦めた)“Hello, My Name Is Paul Smith”の本は、いまも後生大事に陳列棚のなか。だからこそ、東京に来日して講演をするなんてまるで嘘か偽物のシワザだと思わずにはいられなかったわけ。

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当日おしくらまんじゅうの中から垣間見たPaulはイチ英国紳士といった風貌で、すらっと長い脚すら持て余さないスーツに、アクセントは豊かな銀髪。頬のたれ具合が妙にウディ・アレンをちょっこし彷彿とさせた。
しかしいざ壇上にあがったPaulは気負うところの一切ない、至極ふつうの人になる。通訳の女性に「椅子にすわったら?腰いたくない?」「あっまだ翻訳途中だったね!」と、落ち着きのなさは大道芸人の様だ。

そのPaulが開口一番わたしたちに断ったのは、ファッションではなく人生のエッセンスを語るよという宣戦布告。
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コベントガーデンの小さな一角で始めたPaul Smith Collection。お金を稼ぐための月曜日から木曜日。自分のお店のための金曜日と土曜日、そして競輪ホリックだった自身にファッションをイチから叩き込んでくれた最愛の女性、Mrs. Smith。

その後も視界情報を元にファッションアイテムを創っていく姿は、アイディアマンというよりも敏腕キュレーターといった方が、なぜだかしっくりする。
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もちろん同じ道を辿ればPaulになれるなど時代が齎す夢想であり、そのタイミングで築きあげた世界はこれからの場所作りには適さない。

尚、もうヒースローへと帰ってしまったPaulの滞在中の様子はPaul本人のInstagramにて。

そうそう、願わくば”Hello,~”当時にBBCで組まれていた特集を最初っからしっかり鑑賞をしたい。

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テーマの著者 Anders Norén